OXER SPORT 情報09

 
 

 
 

賞金総額25,000ユーロ Ascor杯を制したのはVictor Bettendorf選手

 

 
この選手にかなう人はいないのか…。そう思われていた今大会で大活躍を見せているAinhoa Manero選手(スペイン)。しかし、同選手がこの日最後の競技Ascor杯での走行を終えたすぐあと、ルクセンブルクのVictor Bettendorf選手が素晴らしく、かつ非常に速いタイムでの走行を披露して、首位の座を奪い取りました。首位のBettendorf選手とAtomic de la Roque号のコンビと、2位のManero選手とRyanair de Riverland号の差は、わずか100分の19秒でした。



Bettendorf選手は、先週末、フランス・ロワイアンで国際大会に勝利したばかり。今大会では、11歳の牝馬Atomic de la Roque号(Kannan号 x Adelfos号)に騎乗しました。この馬には、昨年9月までフランスのベテラン・ライダー、Michel Hecart選手が騎乗していました。Ascor杯は、ロンジンFEIランキングの対象となっており、賞金は25,000ユーロ。ツー・フェーズ方式で行われ、コースデザイナーはJavier Trénor氏でした。参加54人馬中両方のフェーズを減点ゼロで走行したのは11人馬でしたが、34秒以下で走行できたのはこの2人馬のみでした。


Ainhoa Manero選手と経験豊富な16歳Ryanair de Riverland号(Quick Star号 x Papillon Rouge号)の走行タイムは32.54秒。先週日曜日のメイン・イベントGran Premio Maezaで3位に入っており、このところは人馬共に状態も良く、素晴らしい関係性を築いていることを披露しています。

3位に入ったのは、ベルギーに拠点を置き活動するスペインの選手、Julio Arias選手でした。Maezaに参加しはじめたばかりです。Arias選手はDiamant de Semilly号を父に持つ9歳のFrench Silla種の騙馬とコンビを組んで、まだ1年ほどですが、初めての国際大会での表彰台となりました。