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アイルランドのマックス・オライリー選手、国際グランプリ競技初優勝!

 

障害飛越競技の第2週目はアイルランド出身選手が大活躍

 

Vejer de la Frontera 10月17日(日)―デヘサ・モンテンメディオで開催されたCSI2*オクトーバー・ツアーの最終日は、スタンドが素晴らしい雰囲気に包まれました。マックス・オライリー選手(アイルランド)は、2019年1月からパートナーとしている10歳の騙馬Babar de Bussy号と共に、GP 1.45 m ロンジン・ランキング・クラスで表彰台の頂点に立ちました。同人馬にとって国際グランプリ競技での優勝はこれが初めて。当初52人馬のエントリーで始まったこのクラス、最終的にはトップクラスの11人馬を押さえての優勝となりました。

本日のコースデザイナーはマルコス・ニュニェス氏。難易度の高いコースで、様々な障害で減点が付きましたが、特に連続障害を飛び終わったあとのラインにあった最後のオクサーでは多くの人馬が減点をつけました。
ジャンプオフはアイルランド、スペイン、イギリスの選手の他、カナダのリズ・ベイツ選手で争われる国際色豊かなものとなりました。その中で、オライリー選手は39秒50という速いタイムで減点ゼロの走行を見せ、他の選手はタイムを気にするあまり障害を落下させてしまう展開となりました。

2位と3位に入ったのはスペインの選手でした。アルベルト・マルケス・ガロバルデス選手は、Cassini II号の血を引く牡馬・Ucello Massuere号とともに2位に入賞しました。 ガロバルデス選手は、この美しい牡馬とのパートナーシップを確立しており、今年のリーゼンベックで開催されたヨーロッパ選手権にも参加しました。この日のタイムは39秒78で、2位につけ、残り1人馬を残すのみという展開になりました。マニュエル・フェルナンデス・サロ選手が、その最後の選手でした。サロ選手が乗っていた馬は、先週ここモンテンメディオで開催された1.30mクラスに出場した馬でした。Action Breaker号を父に持つ愛らしい牝馬・Acoufina PS号は、1.45mのロンジン・ランキング・クラスで見事な成長を見せました。 サロ選手は落ち着いた素晴らしい走行を見せ、最終的に6位に入賞しました。
3位に入ったのは、ベルギーに拠点を置いて活動しているフリオ・アリアス選手とTamino AZ号で、減点ゼロの完璧な走行を見せました。Tamino AZ号の父はTsar Hero号、母の父はFor Hero de Hus号です。

1.40mのビッグクラスでは、またもやアイルランドの、ケビン・ギャラガー選手がジュリア・ナグラー氏所有のClark号で勝利しました。 このクラスは非常に競争の激しいクラスでしたが、このコンビは無敵の走行を披露しました。今回のコースは、タイムが非常に厳しく、タイム減点がついたり、障害減点がつく人馬が多かったです。スウェーデンのアントニア・アンダーソン選手は、このようなトラブルに見舞われることなく、Non Stop号産駒の12歳の牝馬Javenia号とのコンビで、規定時間内に見事に減点ゼロで走行、初の国際大会で2位に入りました。カナダのレベッカ・マクゴールドリック選手は、Chatman号産駒の愛らしい牝馬 Fleur IV号(母の父はDarco号)をとともに、スウェーデン陣営に迫る勢いで走行、3位に入賞しました。

1.25mのスモールクラスでは、サンシャイン・ツアーの常連であるケイリー・ワッツ選手(イギリス)が、今シーズンまでスコット・ブラッシュ選手が騎乗していた9歳のHello Zachary号に騎乗して優勝しました。 スモールクラス1.10mでは、ウクライナのカテリーナ・ダウナー選手が、Bel-Mia SP号とExcel号で、表彰台の上2つを独占しました。

今日は、若い馬(6歳と7歳)向けのクラスもありました。6歳の馬たちにとっては、美しい芝馬場「ヒクステッド」を初めて使う機会となりました。Kristal’s Beauty B号は、ケビン・ゴンザレス・デ・ザラテ選手を乗せて、再び1.30mの6歳クラスで勝利。Kristal’s Beauty B号は、父にF One USA号、母の父はInshallah de Muze号と素晴らしい血統を持ち、それに裏打ちされた才能と安定性を持っています。また、7歳1.35mクラスでは、Qlassic Bois Margot 産駒のEnji du Barquet号がケビン・ギャラガー選手と共に2位に入賞し、ギャラガー選手の新馬育成で優れた成果を上げていることを見せつけました。 ギャラガー選手を上回り、1位になったのはイタリアのルカ・モネタ選手。Arko号を父に持つ牝馬Jolie Coeur D’Avril.Esta号に騎乗しました。彼女は今週出場した3つのクラスすべてで上位に入賞しました。

これで2021年オクトーバー・ツアーの2週目が終了し、来週21日(木)からはCSYH*と並行してCSI3*が開催されるサンシャイン・ツアーの3週目に入ります。

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©Moises Basallote / Ahmed Photography

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