Lesson3 【二蹄跡運動】- 後編 腰を内へ、ハーフパス
馬場馬術の競技には腰を内への運動はありませんが、ハーフパスで必要となる腰の柔軟性のためにはとても有効な運動です。
全国の乗馬・馬術愛好家の一助となる。
馬場馬術の競技には腰を内への運動はありませんが、ハーフパスで必要となる腰の柔軟性のためにはとても有効な運動です。
肩を内への運動では内方姿勢が必要になるので、運動の前には必ず輪乗りの運動で、馬の従順性や内方姿勢を確認しておきます。
トレーニングスケールの最終段階では、馬が収縮（コレクション）して詰まってくるまでの扶助操作、馬が合図を理解し自分で収縮を維持していく過程、そして後脚にパワーをためて、前脚が軽くなってくる起揚の体勢に至るまでをご覧いただきたいと思います。
常歩と速歩は、馬が真っ直ぐ歩きやすい動作ですが、自然な駈歩では少し馬の腰が内側に入りやすくなるという特徴があります。そのゆがんだ馬の姿勢を矯正するための方法を紹介します。
インパルジョン（弾発）をもともと持っている馬、持っていない馬のいずれに対しても、騎手が扶助によってインパルジョンを生み出す必要があります。ここでは、インパルジョンを生み出すきっかけとなる「半減却（ハーフホルト）」にフォーカスして解説します。
自得姿勢（セルフキャリッジ：馬が自分でバランスとリズムを保つ状態）を引き出せれば、少しの間であればコンタクトがなくても馬自身がキープしている状態との関係性を保つことができます。
コンタクトを築くまでのプロセス。正しいバランスでのコンタクト。そして馬が伸展運動・収縮運動をしたときでもつながっているための、ストレッチ運動などをご覧いただきます。
馬が緊張していれば、サプルネス（柔軟性）は得られません。どのようにして馬をリラックスさせていくか、そして柔軟性を生み出していくかを解説します。
「馬場馬調教の６要素」とは、馬術用馬を調教する上で必要な項目を6つに集約したものです。「リズム」「サプルネス（柔軟性）」「コンタクト」「インパルジョン（弾発）」「ストレイトネス（真直性）」「コレクション（収縮）」について解説していきます。
馬とのコンタクトや、後躯のコントロールにおける重要な要素となるサイドフレクションとショルダーフォア、ショルダーインを解説します。